J-WAVE@六本木ヒルズ



J-WAVEでオンエアするスポットCM(au "LISMO WAVE")ナレーションの収録で六本木ヒルズへ。東京の夜景が見渡せる33Fのフロアには、クリエイティブな空気感が漂う。やはり他局とは立っているステージが違う。2010年まで六本木ヒルズ27FのBoozオフィスで戦略コンサルティングプロジェクトに従事していた自分としては、同じビルの異なるフロアでこのクリエイティブな時間が流れていたことを改めて意識して何か不思議な感覚。この世界ではパラレルに物事が進行している。そんな思索を巡らせながらスタジオ入りして収録した。

自分にとってJ-WAVEは良縁的な存在で、最初の出会いは19歳。上京して聴き始め、奇遇な繋がりから大学2年のときにはWebデザイナーとしてJ-WAVEの番組サイトの制作を担当していた。その番組がロバート・ハリスさんの『SENSE&EMOTION』で、スタジオでハリスさんに会って多くの刺激を受けた。プロの世界に影響を受けながら大学のサークルでラジオ番組制作にのめり込み、J-WAVE系列の名古屋ZIP-FMのDJコンテストに勢いでエントリー、3次の審査を経てシルバーグランプリを受賞した20歳が転機となった。

直後、お声かけを頂いたDJ事務所に所属してDJ/MC/ナレーターと声による表現活動を開始。思い起こすだけでも実にエキサイティングな経験の連続で、表現活動の追求は今もなお日に日に新しい。一方、メディア業界ならではの権謀術数も多々経験し、油断をすれば巧みに人を貶めてくるフォースの暗黒面の存在とも闘わなければならない。その中でも自分をドライブさせる唯一の拠り所は、人にポジティブな想いを届けたいという信念のみ。久しぶりにJ-WAVEとの接点をもち、原点に回帰するきっかけを得て良い流れを感じた。